髭脱毛に最適なレーザーの種類は?各機種の特徴と違いについて解説

ヒゲ脱毛に使用される主要レーザーマシンについてまとめました。

「クリニックによってマシンが違うし、アレキとか、メディオスターとか、どれが良いのか分からない…」という方の参考になればと思います。

(取材・マシン撮影協力:ゴリラクリニック大阪梅田院)

本ページはプロモーションが含まれています。(詳しくはツルリオについてへ)

深いヒゲにはダイオードまたはYAGレーザーが最適

ヒゲは他の体毛よりも毛根が深い位置にあるため、深く刺さる「ダイオードレーザー」または「YAGレーザー」が適していると言われています。

詳しく見ていきましょう。

レーザーマシンによって得意な深さが違う

レーザー脱毛で使用される機種は

  • アレキサンドライトレーザー(例:ジェントルレーズ)
  • ダイオードレーザー(例:ライトシェア、メディオスター)
  • ヤグレーザー(例:ジェントルヤグ)

の3つに分けることができ、それぞれ「得意な深さ」が違います。

波長が短いほど浅い毛根に、波長が長いほど深い毛根に効果が出やすい性質があります。

高い効果を得るためには、体毛に合わせた使い分けが重要です。

表にまとめると次のようになります。

アレキサンドライト ダイオード ヤグ
波長
755nm 810nm 1,064nm
特徴
一般的な日本人の体毛に最適 アレキより少しだけ深いところに最適 より深いところに届きやすい
代表機種
ジェントルレーズ ライトシェア
メディオスター
ソプラノ
ジェントルヤグ

ヒゲは他の体毛よりも根深くしぶとい

ほとんどの体毛は深さ2~3mm程度ですが、ヒゲの毛根は4~5mmと、体毛の中でも特に深く根付いています。

そのため、波長の短いアレキサンドライトレーザーは、出力を上げないと毛根奥深くにある「毛乳頭」まで熱が届きにくいです。

毛根の奥深くにある「毛乳頭」と「毛母細胞」は毛の生成機関と言われ、これらにダメージを与えて破壊することが、レーザー脱毛の到達目標です。

まとめると、毛乳頭ピッタリ届く波長のレーザー(ヒゲにはダイオードorヤグ)が最も効果的ということ。

アレキサンドライトレーザーは、ダイオードやヤグと比べて、効果を実感できるまで回数が掛かるそうです。

主要レーザーマシン4機種の特徴について

ここからは、国内シェアのほとんどを占める主要レーザーマシン4機種の特徴について解説します。

四角い照射口で打ち漏れが少ない「ライトシェア・デュエット」

ライトシェア・デュエット

ライトシェア・デュエットは、ヒゲの毛根に最適な波長(810nm)のダイオードレーザー。

吸引システムによる痛みの少なさと、サイズの異なる2つのハンドピースを備えているのが特徴です。

吸引システムで効果的・痛みが少ない照射(体毛用HSハンドピースのみ)

ライトシェア最大の特徴はこの「吸引システム」。

吸引して皮膚を伸ばしながら照射することで、痛みの少ない脱毛ができます。

※ヒゲ脱毛に使用する「ETハンドピース」には、吸引システムはありません。

四角いハンドピースで打ち漏れが少ない

ライトシェア・デュエットでは、サイズが異なる2つのハンドピース、「ET(9mm×9mm)」と「HS(35mm×22mm)」を備えており、照射範囲に合わせて使い分けることができます。

ヒゲ脱毛では、写真左の「ETハンドピース」が主に使用されます。

照射口が四角いため、打ち漏れが起きにくいのが特徴です。

鼻下のヒゲは特に密集しているため、打ち漏れの少なさは大きなメリットになるでしょう。

痛みの少なさで人気の「メディオスター」

メディオスター

メディオスターは従来型と違ったアプローチのマシンです。

バルジ領域をターゲットとした、痛みが少ない「蓄熱式脱毛」が特徴。

今回取材させていただいた「ゴリラクリニック大阪梅田院」では、ヒゲ脱毛は基本的に痛みの少ない「メディオスター」を使用。効果を感じにくい方には深く刺さる「ジェントルヤグ」をオススメしているそうです。

メディオスターのターゲット「バルジ領域」とは

「バルジ領域」とは、2000年代になって発見された、毛の生成に重要な働きをしている細胞です。

従来のレーザー脱毛では、毛根の奥深くにある「毛母細胞」や「毛乳頭」を破壊しないと効果がないと言われていました。

しかし最近の研究では、バルジ領域の働きを止めることで、毛が生えてこなくなることが分かっています。

バルジと呼ばれる領域に毛の幹細胞である毛包幹細胞と色素幹細胞は存在します。毛包幹細胞は毛を形作る細胞である角化細胞の元の細胞として機能し、色素幹細胞は毛の色をなす色素細胞を生み出します。

痛みが少ない蓄熱式ダイオードレーザー

従来のレーザーマシンは「単発式」と呼ばれ、毛根の奥深くまでレーザーの熱を届けるため、照射時の強い痛みがデメリットでした。

一方メディオスターは、毛根の比較的浅いところにある「バルジ領域」をターゲットに、低出力のレーザーを繰り返し打ち込む「蓄熱式」なので、照射の痛みが少ないのが最大の特徴です。

もちろん痛みの感じ方には個人差があります。「アレキサンドライトの1/10ぐらい」という人もいれば、次のように「普通に痛い」という口コミもあります。

FDAの認可はあるも、効果の症例はまだまだ少ない

メディオスターはFDA(※)によって、その効果が認められています。

※FDA=アメリカ食品医薬品局(Food and Drug Administration)。日本の厚生労働省にあたり、食品や医薬品、医療機器などの審査を行う政府機関。

しかし導入されてからの歴史がまだ浅いため、データは少なく、従来のレーザー機器と異なるアプローチであることから、効果に疑問の声もあります。

存在する場所が特定できていないため、現段階では、バルジ領域をターゲットとした脱毛の効果について完全な確約はできないと考えてます。

確実にヒゲ脱毛するためにはメディオスターだけでなく、他機種と併用できるクリニック選びが大切です。

メディオスターの効果・口コミについては、以下の記事もあわせてどうぞ。

メディオスター髭脱毛のリアルな口コミまとめ【SNS/2chなど】

メディオスターの効果と痛みについて:従来のレーザーと比較

毛根の奥深くまで刺さる「ジェントルヤグ」

ジェントルヤグ

ヤグレーザーの代表機種「ジェントルヤグ」は、波長が長く(1,064nm)、毛根の奥深くまで刺さるのが特徴です。

「冷却システム」を搭載しており、照射と同時に「-26℃」の冷却ガスを噴射することで、施術の痛みを抑えています。

他のレーザーマシンで効果が出にくかった人にオススメ。「ヤグレーザーに変えたら一回で効果を実感できた」という方は非常に多いそうです。

国内で最も多く導入されているマシン「ジェントルレーズ」

ジェントルレーズは国内で最も多くのシェアを持つ脱毛レーザーマシンです。

女性向け脱毛クリニックのほとんどでは、このマシンが使用されています。

世界的にも導入数が多く、比較的安い価格で導入できるため、ジェントルレーズを使用しているクリニックは料金が安い傾向にあります。

※ライトシェア・デュエットは1台800万円近くしますが、ジェントルレーズは1台200~300万円!

ただし、アレキサンドライトレーザーは波長が短く(755nm)、浅い毛根(女性の体毛)には効果が高いですが、深い毛根(男性のヒゲ)はあまり得意ではありません。

他機種との併用をおすすめします。

まとめ:複数マシンのクリニック選びが大切

ヒゲ脱毛に使用されるレーザーマシンの種類について解説しました。

それぞれの特徴をまとめると、次のようになります。

ライトシェア メディオスター ジェントルヤグ ジェントルレーズ
波長(長いほど深くに届く)
810nm 810nm 1,064nm 755nm
ヒゲ脱毛オススメ度
痛み

もちろん、効果には個人差があります。

肌の色、毛の色はもちろん、毛根の深さも部位によって違うからです。

ほとんどの人には「ダイオード」または「ヤグレーザー」がオススメですが、「アレキサンドライト」が合う人もいます。

それゆえ、「ヒゲ脱毛はこれ1台でOK」とは断言できません。

確実に言えるのは、「効果が出なかった時にマシンを変更できないリスク」は回避すべきということです。

特に「完璧なツルツルを目指したい」と考えている方は、マシンの選択肢は多いに越したことはありません。

人気クリニックのマシン導入状況

最後に、ヒゲ脱毛で人気が高い3クリニックのレーザーマシン導入状況をまとめておきます。

ゴリラ脱毛 メンズリゼ 湘南美容
ゴリラクリニック
マシンの指定

予約時に相談可

不可

不可
ライトシェア・デュエット
メディオスター

(一部院のみ)
ジェントルヤグ
ジェントルレーズ

確実にヒゲをなくすなら、マシン数の多い「ゴリラクリニック」がオススメ。

ゴリラクリニック

良い点
  • 3年間のアフターフォローで満足行くまで脱毛できる「ヒゲ脱毛完了コース」
  • 予約時にレーザーマシンを選べる
  • コース料金以外の追加料金は一切なし(麻酔代除く)
イマイチな点
  • ヒゲ以外のコースは少し高め

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