「1週間ぐらいで抜け落ちるって聞くけど、全然抜けない…」
「もう結構通ってるけど、効果が感じられない…」
こんな悩みや不安を抱えていませんか?
このページでは
- 照射後1~2週間でヒゲが抜け落ちない原因と解決策
- ヒゲ脱毛の効果が感じられない原因と解決策
この2つに焦点をあてて解説します。
レーザー照射後にヒゲが抜け落ちない3つの原因と解決策
一般的にレーザー照射後は、1~2週間でほとんどのヒゲが抜け落ちます。毛包内で焼き切られたヒゲが自然と排出されるからです。
しかし、なかなか抜け落ちないケースもあります。
レーザー照射後ヒゲが抜け落ちない原因は、次のようなことが考えられます。
- 蓄熱式レーザー(メディオスターなど)を使用している
- レーザーの出力が低い
- 打ち漏れ
蓄熱式レーザー(メディオスターなど)を使用している
考えられる原因として最も可能性が高いのは、蓄熱式のレーザーマシン
- メディオスター
- ソプラノ
- ハヤブサ
などを使用しているケースです。
ここでは、最も多く使用されている「メディオスター」を例に説明します。
脱毛に使用されるレーザーには「単発式」と「蓄熱式」がある
従来の「単発式」のレーザーマシン
- ライトシェア
- ジェントルレーズ
- ジェントルYAG
などは、高出力のレーザー1発で毛根の奥深くにある「毛母細胞」や「毛乳頭」を攻撃するものでした。
強い痛みを感じるほどの高熱が発生するため、毛包内でヒゲが焼ききれて、自然と抜け落ちるのです。
対して「蓄熱式」のレーザーマシンであるメディオスターは、低出力のレーザーを繰り返し照射することで徐々に熱を加えていき、毛根の浅いところにある「バルジ領域」を攻撃します。
メディオスターは低出力で、従来のレーザーマシンのようにヒゲが焼き焦げることが無いため抜けないのです。
一旦全部のヒゲが抜け落ちてから8~9割復活するのが従来のレーザー、気づいたらいつのまにかヒゲが減っているのがメディオスターの特徴です。
レーザーの出力(ジュール)設定が低い
次に考えられる原因として、レーザーの出力が低い、あるいは、下げられてしまっているケースです。
普通は回を重ねるごとにレーザー出力を上げていきます。ヒゲが薄くなるほど痛みは少なくなりますし、慣れてくるからです。
レーザーの出力が下げられてしまう理由は
- 照射する部位が日焼けしている
- ものすごく痛がっている
この2つのどちらか。
特に日焼けをしているとヤケドの危険があるため、出力を下げるか、日焼けの具合によっては照射を断られてしまうこともあります。
低い出力で照射すると当然、ヒゲは抜け落ちにくくなってしまいます。
「抜け落ちないから効果が無い」というわけではありません。ヒゲが自然と抜け落ちるのは副作用です。抜け落ちなくても「毛乳頭」や「毛母細胞」を十分に傷害できていれば、ヒゲは生えてこなくなります。
一箇所に集中して残っていたら「打ち漏れ」かも…
ほとんど抜け落ちたけど、ヒゲが一列や一箇所に集中して残っている場合は「打ち漏れ」の可能性があります。
特に照射口が丸い「ジェントルレーズ」「ジェントルヤグ」は打ち漏れが起きやすい機種です。
スタッフの照射技術にもよりますが、ヒゲ脱毛には照射口が四角い「ライトシェア・デュエット(ETハンドピース)」が1番おすすめ。
メンズリゼのように、打ち漏れの再照射を無料保証しているクリニックもあります。
「これ打ち漏れかも…」と感じたら、クリニックに問い合わせてみましょう。
3週間経過し、まだかたまりで残っている場合は打ち漏れの可能性があります。
うち漏れの際は、無料で再照射を致しますので、照射から4週間以内にご予約をお取り下さい。
ヒゲ脱毛の効果が感じられない3つの原因と解決策
「照射後は確かにヒゲが抜け落ちるけど結局また生えてくるし、減ってる気がしない」と不安に感じる方は多いです。
高いお金を払っているのですから、効果が感じられないと不安になってしまうのは当然でしょう。
レーザー脱毛の効果には個人差がありますが、稀に効果が出にくい方もいます。
ここからは、効果が出にくい・感じられない原因と解決策について解説します。
- 明らかに減ったと感じられるのは早くても3回目以降
- 鼻下のヒゲは特に減りにくい
- マシンを変えることで効果が出やすくなることも
明らかに減ったと感じられるのは早くても3回目以降
レーザー照射後は1~2週間でほとんどのヒゲが自然に抜け落ち、その後8~9割のヒゲが復活します。
生えてくる毛が明らかに減ったと感じられるのは、部位にも寄りますが大体3回目以降でしょう。
鼻下のヒゲは特に減りにくく、効果を感じられるまで時間が掛かります。
生えてこなくなるのは5回で6割、10回で8~9割が平均
大体10回程で、80~90%程度無くなると考えてください。
引用元: 共立美容外科仙台院
レーザー脱毛で効果がある(生えてこなくなる)のは、いま生えているヒゲの20%ほどしかない「成長期」のヒゲです。(残りの「80%」は退行期と休止期)
しかし逆に言えば、1回の照射で20%の毛に効果があるということです。
毛の生え変わりのタイミング(1ヶ月半~2ヶ月)に合わせて照射していけば、計算上は3回でおよそ半分、5回で6割強のヒゲに効果があります。
回数 | 1回 | 2回 | 3回 | 4回 | 5回 | 6回 | 7回 | 8回 | 9回 | 10回 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
減毛率 | 20% | 36% | 49% | 59% | 67% | 74% | 79% | 83% | 87% | 89% |
鼻下のヒゲは特に減りにくい
男性のヒゲの中でも、特に、鼻の下と、あご先の部分は、回数が掛かります。
引用元: 共立美容外科仙台院
頬や首周りのヒゲは比較的すぐ無くなりますが、鼻下のヒゲはとてもしぶとく、完全に無くすには15回以上掛かることもあります。
鼻下はヒゲが密集していて痛みが非常に強く、出力を下げて照射する場合がほとんどだからです。
鼻下だけ脱毛している方は、ヒゲ全体を脱毛している方に比べ、効果を感じにくくなります。
マシンを変えることで効果が出やすくなることも
レーザー脱毛は部位による違いはほとんどありませんが、男性のヒゲだけは例外です。
ヒゲの毛根はとても深いところにあるため、波長の短い「アレキサンドライトレーザー」は効果が出にくいと言われています。
もちろん個人差があるため一概には言えませんが、ヒゲの脱毛には深く刺さる「ヤグレーザー」、もしくは「ダイオードレーザー」がオススメです。
まとめ:続けることが一番大事
いかがでしたか。高いお金を払っているのですから、不安に感じる気持ちはよく分かります。
しかし「痛いし、効果が感じられないから…」と途中で通うのを止めてしまったり、クリニックを変えたりしてしまうのは、とてももったいないことです。
レーザー脱毛は通い続ければ必ず効果が出ます。
もちろん効果が実感できるまでは個人差がありますが、どれだけヒゲが濃い人でもツルツルまで20回以上通うことはほとんどありません。
ほとんどの人は5回で半分、10回で8~9割ぐらいのヒゲがなくなります。
効果が出やすいマシンは人によって違うので、もしマシンが数種類導入されているクリニックに通っているのであれば、マシンの変更をお願いしてみるのも良いでしょう。